学外授業
京都でおこなう総合4年生の学外授業の後で取材をすることに。
「島津製作所 創業記念資料館」を訪問し、資料館の運営方法などについて学びました。
その後、寺町通り商店街やギャラリーなどを探索。
学生時代から今まで、ずっと京都に住んでいる先生は、京都を知り尽くしています。
三条通りからスタート!
授業が終わり、いよいよ辻先生とジャーニーの、「京都ぶらり散歩」の始まりです。
近づいて、壁を見てみると、変な形をした木の壁が。
辻先生いわく「船の材木をばらしたもの」だそうです。
すぐにおもしろいものを発見する辻先生に、ジャーニーも感心。
路面にお皿
京都の道路で面白いものを次々と見つけていく辻先生。
「何で、路面にこんなん出してるんやろ?」と、店先に置かれている食器に夢中になっています。
店に入っても、すぐに「おもしろいもの」を見つけては、ニコニコしている先生。
モデルをやっていた(うわさ)だけあって、グラサンが似合う!
つけまつげ
素敵なアンティークのお店「ANTIQUE belle」で2人が一番気に入った商品は<昭和のつけまつげ>!
「昭和のつけまつげ」という言葉にハマったのか、2人で連呼し合って笑っていました。
その後、先生が「こっちこっち」と手招き。
「この額縁にはいってるの見てみ!」と指差す先にあるのは、植物の標本。
ジャーニーが覗き込んでみると…
街の中でつながる
なんと、さきほど学外授業で見学に行った<島津製作所の標本>がありました。
「さっき見てた、島津製作所の標本やー!」とジャーニー大興奮。「街の中で、いろんなものがつながっておもろいやろ!」と先生、ドヤ顔。
アイディアの源
お店の中で奇跡の出会いをした後、再び、寺町通り商店街を歩きます。
「先生はどんな本を読みますか?」というジャーニーの質問に「うーん。実用書かな。読んで良かったものは、授業に取り入れてみたりしてる。」とのこと。
読書は、常にいろんな知識や情報を更新し続けていく先生のアイディアの源なのかもしれません。
信号を渡って、寺町通りを北上します。
京都を南北に通る<寺町通り>は先生にとって「庭のようなもの」だそうです。
途中で立ち止まり、通りを指差します。
「この通りは、歴史的にちょっと重要なところ。」だそう。
歴史を読み解く
この通りが、江戸時代の陶工、尾形乾山がお店をだしてたところだそうで、「だからこそ工芸がずーっとのこっている。寺町は大人の街やと僕は思ってる。」と楽しそうに話してくれました。
京都の一つの通り・街の「歴史を理解し、文化を読みとる大切さ」をさりげなく教えてもらった気がしました。
引き寄せる力
その後、先生がよく立ち寄る古書店「尚学堂書店」に入ります。「はい!さっそくありました」と辻先生。
持っている本には、さっき話していた<乾山>の文字が!
あまりの偶然に「先生がいろんなおもしろいことを引き寄せているんだなー。」とジャーニーが感心していました。
先生の構想
書店を出て、辻先生がいきなり走り出します。二条通りの、緩いカーブを描く道路に立って「僕は、ここに市電(路面電車)を通したい!」と子どものようなキラキラした目で力説します。
誰に言われたわけでもなく、自分でおもしろい企画を考えているところが辻先生らしいです。
自分なりの学び方
いつも先生が休憩するパン屋さんにて、先生の思う<学び>について話してもらいました。
「今日やった京都歩きのように、『実際にやってみて自分なりに学ぶ体験』が自分オリジナルの感性を広げるきっかけになる。」と辻先生は、ジャーニーに話していました。
辻先生が持つ<誰にも似ていない魅力>は、辻先生が長い時間をかけておこなった<自分なりの学び>によって身に付いてものだとわかりました。
今回2人が1時間半の間に行った場所は、お店だけで、なんと13軒!いつまでも、<自分なりの学び>をゆるく、貪欲に楽しむ辻先生の姿勢を改めて知った京都ぶらり散歩でした。