卒業制作展レポート part1

総合領域2年生の岸本由美子です。

今回は、2015年1月28から2月1まで京都市美術館で行われた卒業制作展の様子を紹介します!

卒業制作展とは大学で学んできた4年間の集大成を発表する場です。
総合領域では、他領域で学んできた知識や技術を生かし、それぞれの視点で考えられた作品が展示されておりとても個性豊かな展示スペースになっていました。

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新しいボードゲームの提案や、地元に焦点を当て冊子やオリジナルマップを使って紹介したり、実際に服を制作してオリジナルブランドの提案をしたりジャンルも様々です。

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そして、「卒業制作展part1」では、優秀賞を受賞した2名の学生の作品を紹介します。

まず、谷川智美さんの「Exhibition Guide」。

卒展をもっとおもしろくしたい、というテーマのもと総合領域の出展作品それぞれの「プロデュースの軸」を分かりやすく知ってもらう為に、コンセプトシートを制作し全員の作品と共に設置していました。
1年生から4年生までどのように学んできたか。また、今回の卒業制作はどのような流れで形になったのか、谷川さんの制作したシートがあることでプロセスを知る事ができ勉強になりました。

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また、3名の学生の卒業制作作品を教材として扱い「卒展先生」と題し、会場でワークショップを3回開催しました。

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先輩から直接デザインについて学んだり、zine(ミニコミ誌)の制作をしたり、とても賑やかなワークショップとなりました。
3つのワークショップの一つである「おもちゃ道」については次回の記事で詳しくお伝えします。
なんだか、楽しそうな名前ですが一体どんな内容だったのかは「卒業制作展レポート part2」をお楽しみに!

そして、こちらは同じく優秀賞を受賞した田渕真喜さんの「デザインのカギ —新人デザイナーのためのハンドブック—」です。

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新人デザイナーを対象に制作されたこのハンドブックは、行き詰まった時にデザイナーの役割を思い出せてくれるヒント集です。可愛いキャラクターが「根気よく考える」「好奇心をもって情報を集める」「相手の立場でものを見る」というデザイナーに必要な3つの性質を4コママンガなどを通して、アイディアの考え方や客観的に見る方法をわかりやすく教えてくれます。
実際に売ってあるハンドブックだと思ってしまうほど、しっかりと細かい部分まで作り込まれています。(欲しい…!)

さて、次回は奨励賞を受賞した松倉由馬さんと野村彩絵さん、佳作を受賞した清水理紗さんの作品を紹介します。

私は現在2年生ですが、2年後には卒業制作をしていると思うと今から、どのような卒業制作にしようか楽しみ半分不安半分です。
ですが、今回4年生の作品を見て、今後どのように学んでいくべきか見えてきた気がします。そして、総合領域がどのような学びをしているか卒業制作展を通していろんな人に知ってもらうことが出来て嬉しいです。来年の卒業制作展も今から楽しみです!(ドキドキ)

 

2015年 卒業制作展・進級展 特設サイトはこちら

 


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