お初にお目にかかります。オノマトペメンバーの「ユウ」です。
去る11月15日(火)、総合領域2年生の授業「プロデュース演習2」にて、大阪にあります、「平和紙業」さんのショップ&ギャラリー「ペーパーボイス」にお邪魔いたしました。平和紙業さんは、様々な種類の紙を扱う、芸大生御用達のメーカーです。
今回の展示は「Headwaters(源流)」をテーマに、平和紙業さんが過去に開発してきた紙などがディスプレイされています。
加えて、魚の形を模した装飾物など、随所にコンセプトへのこだわりが垣間見えます。
さらにさらに、ギャラリー内では、今回の展示に合わせて、特別に淹れられたコーヒーを頂きました。
実はこれ、ある「紙」のイメージをコーヒーの「味」で表現したもの。鼻から抜ける香りと、果実よろしくみずみずしい味わいが特徴的でした。
ギャラリー鑑賞はもとより今回は、平和紙業元取締役でペーパープロダクトデザイナーの岡信五氏による特別講義が開かれました。その中で岡氏は、昨今、デザインの重要性が以前にも増して高まっていることを示した上で、我々学生に向けて「紙のことは言うまでもないが、歌舞伎や能、狂言など庶民が作り上げた“文化”をしっかり学び、そこから“美”への感覚を磨いて欲しい。大いに期待している。」と激励されました。
今回の授業では、「紙」と「デザイン」についてを、五感で学ぶことができました。皆さんも一度、身の回りの「紙」に思いを致すのも、素敵かもしれませんね。