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「特別講義1」ロフトワーク ”デザイン DEATH” レポート_第2回

株式会社ロフトワークの方々をゲスト講師として招いた総合領域授業「特別講義1」 “「問いの設計」デザインリサーチ合宿 ーインタビューして、次どうするの?ー” が、2019年8月3日〜8月25日に行われました。

この授業は、「デザインDEATH」をタイトルに、”死”を通して”生”を考えるというテーマに沿って、さまざまなデザインリサーチ手法を経験し、問いの立て方から、情報の収集〜整理〜結合に至るプロセスを学ぶ構成になっています。

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授業1回目・2回目の紹介記事はこちらから >>> ”授業1回目・2回目記事

ロフトワークのさまざまなプロジェクトへの取り組み事例の紹介や、ゲスト写真家の講演をはさみ、デザインリサーチ手法について学び、それを元にグループごとに設定した「問い」に沿って、次回までに身近な人にインタビューをしてくる、という課題が出され解散した前回。

以下に紹介する授業3・4回目では、さらに別の方法でリサーチ体験を重ねたうえで、ついに授業タイトルにもある「インタビューして、次どうするの?」という本題に入り、それぞれの仮説からエピソードをつくりストーリー化したコンテンツに落とし込んでいく手法を学びました。

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8月24日/第3回授業(合宿1日目!)

午前中に前回各グループで設定した「問い」に沿ってインタビューしてきた人物の言葉や考え方を元に、より深くより多面的に考え、問いに対する答えの糸口をつかんでいきます。

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滋賀名産品の名前のついた各グループより出た「問い」について、2日間の合宿がはじまりました!

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今回もロフトワークの方々がファシリテーターとして各グループに随時アドバイス。

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合宿会場はロフトワークの京都オフィスのある「FabCafe Kyoto / MTRL KYOTO」。古い町家をリノベーションしたスペースです。

午前中の濃密なディスカッションでの気付きを元に「問い」を確認、ランチをしながらのリサーチ計画。午後からは2箇所に分かれてのデザインリサーチが行われました。

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1箇所目は神戸市にある介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」

こちらは多くのメディアでも取り上げられており、「エンターテインメントな場所」をテーマに、お年寄りから子供まで、本当に多様な方が訪れ、交流し合う施設として、近くの商店街とのイベントなども行なっている場所です。

かなり開放感がありカラフルな施設内には、気軽に入ることができる雰囲気が漂っており、シャアハウスに滞在されている方々も学生たちからのインタビューに気さくに答えていただけました。

明るいお話も交えながらも、さまざまな困難を乗り越えてこられた半生や、これからについて語られる入居者の方々のお話に、学生たちも真摯にメモを取り、自分たちの設定した「問い」について、直接的ではなくともヒントとなる多くの情報を得ていきました。

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これまでの思い出について、楽しく語られる入居者の方々。

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もう1箇所のリサーチ先は大阪吹田市、万博記念公園にある「国立民族学博物館」。

通称「みんぱく」の名で親しまれ、世界中のありとあらゆる民族学にまつわる膨大な実物資料を収集・展示する博物館です。

実は、1回目の講義でも登壇いただいたロフトワークの篠田先生は自称「みんぱくマニア」、資料の探し方や記録方法などをガイドしていただきリサーチ開始。限られた時間の中でしたが、世界中の古今東西の資料から、自分たちの「問い」に関連する、また違った視点や考え方を得ることができました。

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館内を見た後に、自分の発見を発表しあい、情報を共有していました。

それぞれ現地でディスカッションののち、解散して翌日に備えます・・・。

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8月25日/第4回授業(合宿2日目!)

昨日のデザインリサーチをまとめ、物語を作り上げ、それを形にするまで!を1日で行うハードスケジュールのスタートです。

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かなりのハードスケジュールでしたが、参加学生たちからは笑顔や真剣な表情が絶えませんでした。

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昨日のリサーチ、これまでの授業・・・膨大な情報量に壁や窓が、どんどん付箋で埋まっていきます。

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昨日訪れた2箇所について、グループごとにリサーチした内容をディスカッションし、情報を集約していきます!

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お昼はなんと、今回の授業内容を踏まえて ”たまご” や ”タネ” といった命をいただく食材を用いたケータリングが振舞われました!

 

午後は、賑やかなディスカッションを経て、黙々と作業していき、気づいたころには、すっかり外は真っ暗に。

そして・・・5つの各グループは、紆余曲折しながらもブレずに「問い」に対するユニークな答えに到達しました。これまでに無かったアイデアの詰まった素敵な物語です!

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限られた時間の中でできあがった成果物には、デザインスキルやセンスが光ります!

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今回の授業では、大きくとらえにくい「死」や「生」というテーマに対し、リサーチやディスカスを通して各人が深く考え、新たな視点や気づきに一人ひとりが至りました。
また、全4回にわたるかなり濃密なプログラムからは、「どのように問いを立てるか?」「どのようにリサーチし情報を得るか?」「集めた情報をどのように整理し新たな考え方を導き出すか?」「それをどのように人々に伝えるか?」といったデザイン思考のプロセスについて、さらにはグループワークを活かすタスクの進め方など、かなり多くのことを吸収したようです。

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参加学生のみなさん、ロフトワークのみなさま、本当にお疲れ様でした!!

 

この授業の成果物や、そこに至るまでの各グループのデザインリサーチの経過などは、年内に成安造形大学内にて開催する展覧会で発表されます!

次回は展覧会の詳細な告知をさせていただきます!ご期待ください!

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_株式会社ロフトワーク_WEBサイト

https://loftwork.com/jp/

_京都オフィスでもある「FabCafe Kyoto / MTRL KYOTO」
https://fabcafe.com/kyoto/

 

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_はっぴーの家ろっけんの紹介記事

https://www.1101.com/hatano_itoi/

 

_国立民族学博物館_WEBサイト

http://www.minpaku.ac.jp

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