総合生活動レポート🔍vol.2 成安マルシェ開催に向けて…

最近はようやく涼しくなってきて、随分と過ごしやすくなってきましたね。
さて、今回は「マルシェにおけるコミュニティ形成」をテーマに卒業研究を進めている、
総合4回生2人の活動の一部をご紹介します。

この2人はマルシェについての実践的な知識を得るため、11月に「成安マルシェ」の開催を予定しています。(イベント詳細については後述)
現在は10人を超えるメンバーと共に、マルシェを盛り上げるアイデアを企画中。

この記事では、ワークショップ「かまどご飯でお結びをつくろう!」のかまど試し炊きの様子をピックアップしていきます!
かまどはカフェテリア結のものを使わせていただきました。

まずは、薪を用いた火おこしから始め、大きな釜でご飯を炊く準備をします。

みんなで見守りながら…

無事炊き上がりました。ツヤツヤと粒立っていて美味しそう!

みんなでお結びを作るためかまどから釜を移動させます。

ラップにつつんでお結びにしていきます。
具材はお好みで!

総合領域研究室スタッフも一緒にお結びをいただきましたが、炊飯器で炊いたご飯よりもモチモチの食感でとってもおいしかったです♪

他にも様々な企画がございますので、みなさまもぜひ成安マルシェへ遊びに来ていただければ幸いです。


成安マルシェ

「広がるわ(和む)わ(輪になる)わ(話が生まれる)」をコンセプトに成安造形大学の学生と滋賀県で活動されている方々と地域の方々が繋がるマルシェを目指します。

【日時】
11月23日(土)

【場所】
成安造形大学 イベント広場(芝生広場)

【成安マルシェ SNS】
X(旧Twitter):https://x.com/seianmarche?t=iRf_OzTEBaDvoOg-iCVC2Q&s=06
Instagram:https://www.instagram.com/seianmarche?igsh=NnFoMjcwZDJzcWd4

主催:成安マルシェプロジェクト

総合生活動レポート🔍vol.1 響心祭での総合生

9月21日、9月22日の2日間、成安の大学祭「響心祭」が開催されました。
今回は、響心祭での総合学生の活躍をご紹介いたします!

まずは、総合3回生の活動をチェック!
こちらの学生は元々、「ラジオ セイアンデンパマテリアル」のMCをされていたそうで、今回の響心祭でもラジオに出演されていました。


お次は総合4回生の活動をピックアップ!
こちらの総合生は他領域の学生と一緒に焼きそば屋さんを開いていました。
彼らは響心祭以外でも様々なイベントを自主的に企画・開催しています。



露店に参加している学生もいました。
オリジナルのアイテムや作品などを販売しています。

お客さんとして楽しむだけでなく、スタッフとして積極的に響心祭を盛り上げるのも素敵ですね。

今回の記事では学生撮影の写真をお借りしての紹介でした。
学生の活動をよりリアルにご覧いただけたのではないでしょうか。
これからもイベントでの学生の活躍に期待大です!

総合デザイン演習6 ワークショップの様子

こんにちは。総合領域助手の行吉です!

今回は、7月24日に仰木の里東小学校 学童クラブで実施された、小学生対象のワークショップの様子を紹介します。

総合領域3回生の授業「総合デザイン演習6」はワークショップデザインを学ぶ授業。
今年度のテーマも昨年度に引き続き「CO2ネットゼロ(脱炭素)」です。

今年度からは、滋賀県のサステナブルな取り組みを推進する企業や団体が未来を担う子どもたちと一緒に活動できるようにサポートする「こどなBASE」と連携し、小学生と企業をつなぐことを目的としたワークショップ開発を行いました。CO2ネットゼロを大テーマとし、小テーマごとに以下の全3グループに分かれての取り組みました。

①「ワットランプ」
家庭の消費電力について知り、節電意識を持ってもらうためのカードゲーム

②「南極ぼうえいたい」
自分たちのどんな行動が地球温暖化に影響するか知ってもらうためのボードゲーム

③「地球を守ろう!CO2ネットゼロかるた」
地球温暖化によって引き起こされる影響と、具体的な対策を知ってもらうためのカードゲーム


8月2日にはこどななBASEに参加している企業や団体に向けた、
ワークショップのプレゼン・交流会を行い、様々な視点からのフィードバックをもらいました。
ぜひうちで実施したい!といったお声がけもいただき、学生の自信にも繋がったのではないでしょうか。

今回はプロトタイプでの実施でしたが、どんどんブラッシュアップされて発展していきそうな予感。
今後がとても楽しみですね!

2024特別講義1NOT MY BUSINESS? 「個人的な問題」からはじめる商いのデザイン 【実践編】

株式会社ロフトワークを迎えた2024年特別講義1のレポート第二弾です。
前半の記事はこちら

1日目終盤から2日目にかけてそれぞれのチームで打ち合わせを重ね、チームごとに取り組みテーマについて考察していきます。
テーマが決定したら、実際に屋台を使用して試販を行いました。場所や販売方法を変えながら、短い期間でブラッシュアップをはかります。
3日目は試販の成果報告と振り返りを行いました。

それでは各チームの取り組みを紹介します。

<Aチーム:レシピマルシェ>
日々の献立に悩む主婦から考えが始まり、より自分ごとの話題として一人暮らしで余らせがちな食材に話が移りました。スーパーでは一個売りやカット野菜は割高の傾向です。大袋を買っても使いきれず余らせがちな野菜を、どのようにすれば美味しく最後まで使い切れるのか。1人暮らしの野菜使い切りに適したレシピを商品とすることになりました。

試販に向けてレシピの選択やカード作成に取り組みます。レシピはお母さんから聞いてきたり実際に作ってみたり。より屋台に興味を持ってもらえるよう装飾にもこだわりました。

割引シール風に見えるデザインには野菜の保管方法が!細かいところまで作り込まれています。
試販では一部売り切れになるほどで、モノとしての魅力とコンテンツが噛み合った提案となっていました。


<Bチーム:おとも>
問題発見の際に様々なアイデアが出ていたチーム。「経験を売ることができるか」という視点で、値引きシールが貼られる瞬間のドキドキや音楽のプレイリストの販売を考えていました。
2日目の授業中に販売地域となるFabcafeKyotoの周辺を散策しました。大通から一筋入るだけで雰囲気が変わる五条通り周辺。地域や気分にあった選曲をすることで散歩のお供に新鮮な音楽体験を提案できるのではないかと考え、オリジナルのプレイリスト販売で進めることに。

プレイリストのタイトルやQRコードを載せたカード制作もこだわりました。
看板も自作の焼印を用いて制作…! 

試販は五条通りと鴨川沿いで1回、FabcafeKyoto内で1回行いました。苦戦気味ではありましたが、1人のお客さんが10枚購入してくれるシーンもありました。場所にあった提案方法や売り手側の正体をきちんと伝えることで改善が見込まれると考察しており、伸び代を感じさせる提案となっていました。


<Cチーム:歩く食べログやさん>
「おすすめご飯屋さんは?」「ネットの情報はありすぎてよく分からない…」そんな悩みから、地域の生の声を集めた食べログのオフライン版を考えました。屋台で会ったお客さんからおすすめの飲食店情報を集め、情報提供をしてくれたお客さんにはそれまでに集めた情報をお渡しします。

まずはやってみようの精神で2日目の授業中から複数回にわたり試販。5月末のFabcafeイベント「Fabmeetup kyoto」にも登壇し、イベント会場でも営業を行いました!
お客さんとのコミュニケーションやフィードバックを大切にしながら、手書きの情報収集からGoogle mapやGoogleフォームを用いたものに変えていく、屋台のスタイルを変える等、常に改善をはかっていました。

金銭が発生する訳でなく単なる情報交換ではありますが、こちらには飲食店の情報が集まってきます。少しずつ価値が増えていく仕組みになっており、様々な取り組みに転用できる提案でした。

今回の特別講義も短期間ではありましたが、企画・制作・営業・振り返りと集中して取り組むことができました。また、屋台という装置を用いたことで、面識のない一般の方々と多くのコミュニケーションを取れた授業となりました。

太田先生が都度触れられていた「三方よし」。売り手側の利益だけではなく買い手と社会にも還元する「三方よし」の精神は、商いだけではなくデザインやものづくりの考え方にも共通することだと感じました。

*三方よし:近江商人の経営哲学であり、売り手によし・買い手によし・世間によしを示す言葉。

ロフトワークの皆さま、ありがとうございました!

「コト・モノ・情報をデザインする vol.2」石井 誠先生 特別講座レポート

総合領域主催特別講座
「コト・モノ・情報をデザインするvol.2」の特別講座を開催しました。
今年度2回目の開催となります。(一回目のレポートはこちら)

今回の講師は石井誠先生。
「自分に対して、2つ以上の選択肢をデザインする。」
ー ”はい”か”いいえ”、”好き”か”嫌い”もしくは”やりたい”か”やりたくない”以外の探し方の一例
を題してご講演いただきました。

本学総合デザイン領域の助手のご経験もある石井誠さん。
総合領域の助手時代のお話から、作家活動や企画展示、百貨店の店舗運用、インストーラーまで、多岐にわたる活動を紹介していただきました。
そのお話を聞いた上で、石井さんの考えの軸となっているものは何か。自分たちの軸を見つけるためにはどうすべきかを学ぶ貴重な時間となりました。

ワークショップでは、自身の思考の癖をコンパスとして書き出し「人生プランの選択肢」について考えて行きました。
またその選択肢を他の人と共有することで、自分では思いつかなかった意見が出てきたり、より自身の考えを深める時間となりました。

これからの作品制作のヒントになる内容もたくさんあったのではないでしょうか!!

24特別講義1『NOT MY BUSINESS? 「個人的な問題」からはじめる商いのデザイン』【講義編】

オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニー株式会社ロフトワークの方々を特別講師として迎えた「特別講義1」も今年で6年目となりました。

今回は「個人的な課題」に焦点を当て、それぞれの手が届く範囲の課題解決を”商い”を通して実践しました。講師はロフトワークのクリエイティブディレクター太田佳孝先生です。

授業は3日間開催され、京都五条のロフトワーク京都オフィスの1FにあるFabcafe Kyotoにて行われました。

講師の太田佳孝先生は、百貨店で店舗運営と新規事業開発を経験されたあと、デザイン・写真・映像といったクリエイティブ領域のスクールマネジメントに携わられてきました。多くのクリエイターや学生と関わり、デザイン教育にご経験をお持ちの方。現在は多様な領域で理論と実践を横断するディレクションを手がけられています。

<1日目前半>

太田先生から今回のテーマについて説明を受けました。

今年のテーマは「NOT MY BUSINESS ? 「個人的な問題」からはじめる商いのデザイン」

Not my businessとは、「自分には何ら関係ない事」という意味です。

社会の構造も複雑になり未来を見通すことが難しい現在、「人々は」「日本人は」と大きな主語で語ると具体的な対象がこぼれ落ちたり見えなくなったりすることがあるかもしれません。

今回は、自分ごととして捉え、個人の手と目が届く範囲で語ることのできる「小さな主語」を問題発見の起点にします。

そしてその問題に寄り添った小さな”商い”を行うことによって、価値を生み出すことを目標としました。限られた時間の中では商品開発に注力するのではなく、どのように体験価値に意味づけしていくかがポイントとなりそうです。

商いの実践には屋台を使用します。

いわゆる屋台と言われてイメージできる対面式の大きなサイズのものから、昔の駅弁販売員が使用していたような首からかけるだけのコンパクトなものまで用意していただきました。

屋台に立つだけでお店の人という見え方になり、まさに商いを行うための装置です。

<1日目後半>

カモメ・ラボ代表の今村謙人さんから屋台の魅力ついてのお話を伺いました。

今村さんは、自ら屋台を作り出店をしながら、モノや人を繋げる場作りを行ったり、街の未来をつくる実験のコーディネートなどを各地で実践されています。

昨年、屋台実践者や専門家へのインタビューなどを通して、現代の「屋台」から暮らし方、働き方、社会への関わり方などを考える『日本のまちで屋台が踊る』を出版されました。

今村さんが屋台を始めたきっかけは、世界一周旅行中のメキシコ。路上に座卓を出して焼き鳥屋を始めたそうです。屋台は仮設店舗であり、常に実験の場。屋台にすることでコミュニケーションに理由ができ、開かれた手段になることが魅力だとおっしゃっていました。


屋台の使い方や可能性を大いに吸収した学生達。この後は3チームに別れて、個人的な課題の洗い出しとどのように商いに繋げられそうかを考えていきます。

「コト・モノ・情報をデザインする vol.1」チャッピー岡本先生 特別講座レポート

総合領域の卒業研究の一環として毎年行われる特別講座「コト・モノ・情報についてデザインする」
今年度はカブリモノ作家のチャッピー岡本先生をお招きし、「カブリモノ生活-一枚の紙から始まるデザイン-」を題してご講演いただきました。

チャッピー岡本先生は、グラフィック、パッケージ、プロダクトのデザイナーの経験により、何気ない一枚の紙からユニークな発想のカブリモノを生み出しました。オリジナルグッズとして色や素材を研究する傍ら、ワークショップでは人々とのコミュにケーションを大切にされています。
また、チャッピー(chappy)は「change+happy」の造語で、「カブリモノやデザインを通して、みんなを幸せに変えたい!」という意味が込められているそうです。

当日の講義では、様々な作品を展示いただいて実際に触らせてもらったり、被らせてもらったりしながらカブリモノについてのお話をお聞きすることができました。

授業後半は質問コーナー。

総合領域の教員たちもカブリモノを被らせてもらいました。

湖西線アートプロジェクトが始動しました

総合デザイン演習5の授業では3回生がJR西日本さんと連携し、湖西線を盛り上げるための企画を行います。

「湖西線アートプロジェクト」の授業は2021年度に始まり、今年で4回目となります。
今年はJR湖西線が50周年ということもあり、より一層気合いが入っています!

初回の授業ではJR西日本の方がプロジェクトの説明をしに来てくださいました。

昨年プロジェクトに参加した先輩にも話を聞き、企画が完成するまでの流れを押さえました。

いよいよ実践的な取り組みが始まる3回生、どんな企画を提案するのか楽しみです!

令和6年度入学式が行われました

本日4月1日は天気に恵まれ、晴れやかな入学式となりました。

新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。
多くを学び多くの友を得られるように、そして大きな夢に向かって、のびのびと実り多い学生生活を送ってください。
本日は本当におめでとうございます。