昨年に引き続き、株式会社ロフトワークの方々をゲスト講師として招いた総合領域「特別講義1」が2020年8月~10月にかけて全6回行われました。株式会社ロフトワークは、オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニーです。
「不測の事態を楽しむ-ENJOY NOISE」をテーマに、プロジェクトマネジメントについて学ぶ授業が開催されました。

第1回は大学でロフトワークのクリエイティブディレクター基真理子先生を中心にプロジェクトでの失敗談、どんな問題が起きてどう解決をしてどのような学びを得たかのプロセスをお話しいただきました。

また、グループに分かれてプロジェクトの計画段階でメンバーの頭のグレーゾーンを見える化するワーク「たまご料理を分解する」を行いました。
普段から慣れ親しんだシンプルな卵料理も、すべてのプロセスを書き出すと膨大な量に…!
当たり前を共有する必要性や、考え方や行動の多様性を実感した時間となりました。

第2~5回はzoomでのオンライン授業です。
プロジェクトマネジメント基礎/計画を立てる/人に働きかける/変化を受容
以上4項目を授業ごとのテーマに据え、各回異なるゲストをお呼びし、オンラインホワイトボードツールmiroを活用しながらプロジェクトマネジメントに関するワークやディスカッションを行いました。
オンラインだからこそ、普段ではお会いできないような各地のゲストから直接話を聞くことができ、刺激的な時間となりました。

最終回となる第6回ではロフトワークのオフィスがあるMTRL KYOTOにお邪魔しました。
第1回授業で行った「たまご料理を分解する」に不測の事態 (「卵アレルギーのお客さん」など) が次々に講師から投入され、その対応についてグループで実践的に取り組みました。

最後に今回の授業を通してお世話になった基さん、小島さん、浦野さん、圓城さんからそれぞれ一言いただきました。
全6回にわたるプログラムで様々なプロジェクトで活躍されているゲストから実体験を聞くことができ、ワークを通して不測の事態をいかに楽しむかを考え、授業が終わってからも実践できる考え方を教えていただきました。
ロフトワークのみなさん、ありがとうございました!
また授業の最終アウトプットとして、それぞれの学生が作成したグラフィカルなレポートは、「アワード」サイトでご覧いただけます。
株式会社ロフトワークのWebページでも授業レポートが紹介されています。