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特別講座「デザインキャリアの軸と幅の作り方」

総合領域4年生の特別講座「コト・モノ・情報についてデザインする」の第3回目の講義が行われました。
今回はSHARPのデザイナーの伊賀陽祐先生にお越しいただきました。伊賀先生はSHARPのUXデザインスタジオの部長を務めておられます。
UXデザイン‥「User Experience」の略で「ユーザー体験」などと訳され、ユーザーが楽しい、快適と感じる「体験」を製品やサービスに込めてデザインすることを意味します。

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今回は卒業研究の授業内特別講座として「デザインキャリアの軸と幅の作り方」をテーマにお話して頂きます。
デザイナーは自分の理想や目標をかなえたいと思いながら,現実には適応していかなければならないところもある、これを軸(プランニング:さがす、主体性)と幅(ドリフト:流される、受け身)として捉え、自分の興味がある事、好きな事を形にすること、リスペクトする人の誘いに乗ることで、物事が大きく動いていったり、仲間が増え、結果的にそれが新たな仕事や自分のキャリアに繋がっていくと、学生時代の卒業制作、社外活動の電化美術での体験談を通じ、お話をしていただきました。

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卒業研究はキャリア形成に大きな影響を与えたという伊賀先生のお話に、4年生たちは真剣な表情で講座を受けていました。
2月に行われる卒業制作展にベストが尽くせるようこれから頑張って欲しいです。

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またお昼休みには伊賀先生のご好意でSHARPの企業説明会が行われました。人に寄り添うIoT=AIotで、人が主役となり最適なスマートライフを目指す事業の説明、商品企画の流れ、ブランドを人格化して考えるなど、実践的で総合領域の学びに繋がるお話をしていただきました。学生にとってとても貴重な1日だったと思います。ありがとうございました!


スタッフ感想
・卒業研究は今までの自分の総決算であり、キャリア形成にも影響を与えたという言葉が印象に残りました。自分の学生時代の卒業研究を事を思い出すと、確かにアート制作におけるモットーというのは、以外とあの頃と変わらなかったり、生きる上でも大切にしていきたい事柄であったりと、知らないうちに根底としてあったんだなと、改めて実感。これからの社会にアート性が必要というお話は学生にとって勇気が出たのではないでしょうか。学生へいろんなメッセージが込められた、とても有意義な講義をしていただいた伊賀先生に感謝。学生の皆さんも、卒業してからも胸を張れるくらいの、最後の集大成を卒業制作で見せて欲しいです!(領域アシスタント大巻)

・「デザインキャリアの軸と幅の作り方」という講義のタイトルをきいて、仕事よりのお話になるのかなと思っていましたがそうではなく、卒業制作から多岐にわたる活動とそれらの現職への関わりについてのお話をお聞かせいただきました。NUKADOCKという、ぬか漬けの普及からぬか漬けキットの作成そして健康管理の商品にまでつなげるプランニング、家電の技術を応用した、ちょっとユーモラスなインタラクティブアートを展開する電化美術(社内公認)の活動など、SHARPのお仕事以外の活動が仕事につながっているとおっしゃられていました。趣味と仕事と生活を切り離して考えがちですがどれもゆるやかに繋がっていることを実感できる、良いお話を伺えました。これから就職し、仕事をはじめる4年生にとっても、とても良い講義だったと思います。(領域アシスタント高畑)

SHARPホームページ
https://corporate.jp.sharp/brand/vision/aiot/about/

電化美術・・メーカー勤務のデザイナーを中心とした、大阪を拠点に活動する“ものづくり/ことづくり“集団。
https://www.denbi.org/

NUKADOCKインスタグラム
https://www.instagram.com/nukadock/?hl=ja

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