こんにちは。総合領域助手の山﨑です。
総合領域の卒業制作では毎年、自分で制作できない大きさのパネルや、アクリルスタンドなど特殊な素材の制作物を印刷会社に発注することがあります。
そこでアイデアの引き出しを増やすためにも、卒業研究2の課外授業で滋賀県大津市にある宮川印刷株式会社を訪れ、実際の制作工程や使用されている機材などを見学しました!
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まずは製版機とオフセット印刷機についての紹介。
オフセット印刷では、アルミの版をCMYKの4色作成し、版をもとに大量に印刷することができます。オフセットにも油性インク印刷機とUV硬化型インク印刷機があり、それぞれの特長を教えていただきました。筆者は油画専攻の出身なので、油性インクが油絵具と同じように酸化重合(インク中の油が空気と接触して化学反応を起こすこと)によって乾燥することに驚きました!
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次に、UVインクジェットプリンターについてです。この印刷機では、紙以外のプラスチック素材や厚みのあるパネルにも印刷することができます。アクリルや木材や布などさまざまな素材にも対応しているため、クリアファイル、スマホケースやコースターなど制作物の幅が広がります。
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次に断裁機のデモンストレーションをしていただきました!
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この機械で正確なサイズに紙をカットします。紙の束の側面を手で触ると、重なった一枚一枚の境目がわかりますが、裁断した後は境目がないようにツルツルに切り揃えられていました!この実演は小学校の社会科見学でも一番盛り上がるとのこと。
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0.2mm以下の誤差(髪の毛ほどの差)で断裁できる精度の高さに、教員も含め一同大いに驚きました!
宮川印刷株式会社は印刷にとどまらず、デザイン制作、ノベルティの提案、後加工の管理など、目的に合わせた幅広いサービスを提供しています。今回の見学で、さまざまな印刷方法や加工技術を学び、制作のアイデアが一層広がったのではないでしょうか。
宮川印刷株式会社の皆さん、本当にありがとうございました!